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子宮の内側は体の外から直接到達できます。
子宮鏡手術は、子宮用の細い内視鏡(子宮鏡)を子宮の入り口から挿入して、子宮内の様子をモニターで観ながら病変を電気メスで切開・切除します。
腹部の傷がなく、体への負担が少ない手術です。
どのような疾患に適応となるのか
- 子宮筋腫(とくに子宮粘膜下筋腫)
- 子宮内膜ポリープ
- 子宮奇形(中隔子宮など)
- 子宮腔癒着症など子宮内の病変が疑われる場合
子宮鏡手術の実際
- 前処置として頸管操作により子宮頸管を広げます(省略することもあります)
- 全身麻酔、硬膜外麻酔または静脈麻酔を行います
- 子宮内腔に還流液を注入して子宮内腔を広げ子宮鏡を挿入します
- 子宮内腔を観察し、病変部分を確認します
- 病変部分を切除、切開、止血などの操作を行います
- 通常手術は20〜30分で終了しますが、1時間以上かかる場合もあります
当院で力を入れているのが「日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医」による内視鏡手術治療です。
婦人科疾患では子宮筋腫や卵巣のう腫の頻度が高く、それらの治療法は手術が基本です。
当院では、「日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医」のもと、上記の内視鏡手術を実施しております。
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
藤東クリニックでの子宮筋腫に対する手術
LM:腹腔鏡下筋腫核出術
TLH:全腹腔鏡下子宮全摘術
LAM:腹腔鏡補助下筋腫核出術
TCR:子宮鏡下筋腫切除術
ATH:腹式子宮全摘術
VTH:腟式子宮全摘術
MM:開腹子宮筋腫核出術
藤東クリニックでは、内視鏡手術に熟練した「日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医」が手術を行いますのでご安心ください。