手足口病の流行に関して

2019 年 7 月 5 日
公益社団法人日本産婦人科医会 会長 木下 勝之
公益社団法人日本産婦人科医会 副会長 平原 史樹
先天異常担当常務理事 中井 章人
担当幹事 倉澤健太郎

現在、手足口病が九州地区から全国各地へと大きな流行が認められると報道されており、妊娠中の方の罹患の事例相談もみられます。日本産婦人科医会として下記の情報提供をいたしますので、参考にしてください。
手足口病(Hand, foot and mouth disease)は、エンテロウイルス71あるいはコクサッキーA16を主たる原因ウイルスとした急性ウイルス感染症です。おもに4歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られる疾患ですが、口腔粘膜、四肢における2-3mm径の水疱性発疹、発熱等を主症状として発症します。経口、飛沫、接触等で感染が伝播され、潜伏期は3~4日、主症状の消褪後も3~4週ウイルスが排出されることがあるとされています。

妊婦に感染することは稀ですが、こどもさんから罹患する場合もありますのでご注意ください。罹患した場合についての詳細かつ広範な症例の分析報告はありません。また、胎児異常との明らかな因果関係を証明した報告はありません。まれに流死産症例、胎児水腫などの報告はありますが、ほとんどの場合、罹患した妊婦さんの症状に応じた治療をおこない、慎重な経過観察だけで済むものと考えられています。

なお、手足口病の詳しい情報については下記の国立感染症研究所感染症疫学センターのホームページを参照して下さい。

・手足口病について
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohhanashi/441-hfmd.html

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