【デジタル社会の光と影】便利だけど危険?SNSとの上手な付き合い方を専門医が徹底ガイド!

【動画紹介】SNS疲れやネットいじめとどう向き合う?デジタル社会と女性のメンタルヘルスを考える

私たちの生活に欠かせないスマートフォンやSNS。便利な反面、知らず知らずのうちに心に負担をかけてしまうこともあります。藤東クリニックの動画チャンネル「藤東クリニック インサイト」では、動画シリーズ『現代女性のこころの健康を守るために知っておきたいこと』の第2回として、「デジタル社会と女性のメンタルヘルス」をテーマに、私たちが抱える課題と上手な付き合い方について、データに基づいて分かりやすく解説しています。

デジタル社会の光と影:あなたは大丈夫?

今や、スマートフォンを持つ世帯は8割を超え(2019年時点)、SNSの個人利用率は全体で80.0%(2022年総務省調査)にものぼります。特に若い世代では9割以上が利用しており、情報収集やコミュニケーションに不可欠なツールとなっています。動画では、SNSの利用目的として最も多い「従来からの知人とのコミュニケーションのため」(88.6%)や、「知りたいことについて情報を探すため」(64.5%)といった利点が紹介されています。

しかしその一方で、デジタル庁の調査(2023年7月)によると、社会のデジタル化を「良い」と考えている人は半数をわずかに上回る程度であり、急速な変化にとまどいを覚える人も少なくないことが示唆されています。「SNS疲れ」という言葉を耳にするように、常に他者の目を意識したり、SNS上の華やかな投稿と自身を比較して落ち込んだりする経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

SNS疲れ・ネットいじめの現状と対策

動画では、SNS疲れの背景にある「見えないプレッシャー」や、情報過多による疲弊について触れています。さらに深刻な問題として、ネット上のいじめや誹謗中傷についても警鐘を鳴らしています。総務省の調査では、SNSユーザーの65.0%が「他人を傷つけるような投稿(誹謗中傷)を見たことがある」と回答し、18.3%(20代では23.9%)が実際に被害に遭った経験があるという衝撃的なデータが示されています。学校現場でも、2022年度のいじめ認知件数約68万件のうち、ネットを介したいじめは特に高等学校で16.5%を占め、2番目に多い態様となっています。

では、私たちはこのデジタル社会とどうすれば心穏やかに付き合っていけるのでしょうか?動画では、心の健康を守るための具体的なポイントとして、以下の3つを挙げています。

  1. 情報リテラシーを高める:情報の真偽を見極め、多角的な視点を持つ。
  2. SNSとの健全な距離感を保つ:利用時間を決めたり、デジタルデトックスを取り入れたりする。
  3. 一人で抱え込まない:信頼できる人や専門機関に相談する。法務省の「インターネット人権相談受付窓口」などの情報も紹介されています。

専門家が語る、デジタル社会との向き合い方

この動画は、SNSとの付き合い方に悩んでいる方、ネット上のトラブルに不安を感じている方、そして現代社会における女性のメンタルヘルスに関心のある全ての方にご覧いただきたい内容です。「令和6年版厚生労働白書」を主な参考資料とし、具体的なデータと共に、私たち自身が情報やツールとどう向き合っていくべきかのヒントを与えてくれます。

藤東クリニックでは、女性の皆さんが心身ともに健康でいられるよう、今後も様々な情報発信やサポートを行っていくとのことです。この機会にぜひ動画をご覧いただき、デジタル社会とのより良い関係を築くための一助としてみてはいかがでしょうか。

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