パルボウイルスB19によるリンゴ病(伝染性紅斑)はお腹の⾚ちゃんに影響することがあります

妊婦の皆さんへ

公益社団法⼈⽇本産科婦⼈科学会
理事⻑加藤 聖⼦

パルボウイルスB19によるリンゴ病(伝染性紅斑)が2024年の秋ごろより関東を中⼼に流⾏が⾒られ、2025年は全国的な流⾏が危惧されますので注意が必要です。⽇本⼈妊婦の抗体保有率は、20〜50%とされ、妊婦が初めて感染した場合は約2割でウイルスが胎盤を通過し胎児感染を起こし、そのうち約2割が流死産、胎児貧⾎や胎児⽔腫を起こします。
⼀⽅、⼤⼈のパルボウイルスB19感染は、症状が乏しいことが多いため、⾃分では気づきにくく、リンゴ病にかかった患者さんとの接触の有無が重要です。感染が⼼配な妊婦さんは、医療機関に問い合わせて抗体検査や超⾳波検査を受けることをお勧めします。
パルボウイルスB19感染は、基本的に接触によって感染するので、流⾏期には⼦どもにキスをしない、⾷事や⾷器を共有しない、よく⼿を洗うなどに⼼がけ、感染を予防しましょう。詳しくは、⽇本産婦⼈科感染症学会の以下のサイトをご確認ください。

http://jsidog.kenkyuukai.jp/information/information_detail.asp?id=155498

リンゴ病(伝染性紅斑)

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