処女の初体験で男性器が入らないのは病気?必要な対処法は?

藤東クリニックお悩み相談室~処女の入らない悩みについて~

質問者

上手く挿入できず、初体験に失敗してしまいました。処女でペニスが入らないのは、私の体がおかしいのでしょうか?スムーズに挿入する方法はありますか?

藤東先生
今回は処女の入らない悩みについて解説しましょう!

処女でペニスが入らないのはおかしい?どうしたら入る?

処女の初体験では、男性器が入らない場合も多いようです。性行為経験済みの女性向けに実施したアンケートでは、「何回か時間をかけて性交した」と回答した方が半数近くいました。

焦ると不安や痛みを感じる原因になるため、挿入を成功させるには、時間をかけて少しずつ慣らしましょう。潤滑ジェルで潤いを足す方法、ラブグッズで練習を行う方法など、入らない悩みの解消方法を無理のない範囲で挑戦してみましょう。また、具体的な方法については後ほど紹介します。

出典:ラブコスメアンケート(ID:3054/女性100名/2021年6月)

処女で痛くて入らない…もしかして病気なの?

処女で痛くて入らない場合は、腟内の伸縮性や潤いが不足していることが原因になっている場合がほとんどです。必ずしも病気が潜んでいる訳ではないため、過度に心配する必要はありません。

ただし、何度か挑戦してもあまりに痛みが強い場合や、重い生理痛、不正出血などがある場合は、「処女膜強靭症」や「子宮内膜症」の可能性も考えられます。

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もっと知りたい「処女の入らない悩み」について

処女の初体験時に入らない原因とは

原因(1)不安や緊張

処女の初体験時に入らない原因には、不安や緊張で体がこわばることが挙げられます。体に力が入ると腟内の筋肉も硬くなるのです。また、「初体験は痛い」の先入観で、過度な不安を感じている場合もあります。

ただし、初体験で緊張するのは当然のこと。リラックスするよう意識したり、パートナーとのスキンシップを楽しもうと心がけたりすると、緊張や不安も少し和らぐでしょう。

原因(2)処女膜が硬い、開いていない

処女で緊張しているために入らないのではなく、体の特性により挿入が難しい場合もあります。婦人科での処置が必要になる場合もあるため、あまりに痛みが強かったり、挿入で引っかかるような感覚があったりするなら、病院を受診することも検討しましょう。

~婦人科での治療や手術が必要な症例~
  1. 処女膜強靭症(処女膜が生まれつき分厚く硬い)
  2. 処女膜閉鎖症(本来は開口しているはずの処女膜が完全に閉鎖している)

どちらの場合でも、治療や短時間の処置で改善できます。診察を受けるのが不安な方は、女性医師のいる病院を選ぶのも良いでしょう。

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原因(3)腟がほぐれていない

前戯で腟が十分にほぐれていないと、挿入で違和感を覚えやすくなります。特に緊張で硬くなりがちな初体験のときは、指やラブグッズを使って、優しく中までほぐしてもらいましょう。ゆっくり丁寧に腟内への刺激を行うと、血行が良くなり、潤い不足の解消にも繋がります。

原因(4)潤い不足

腟内から腟口にかけて十分に濡れていなければ、挿入時の違和感に繋がります。潤いが不足する原因は、緊張や不安だけでなく、疲れ、水分不足、血行不良など様々です。

ホルモンバランスの乱れや、腟内まで洗うことによって腟内の善玉菌であるデーデルライン桿菌が減少していることが、潤い不足の原因になっている場合もあります。緊張しがちな性交時だけでなく、リラックスしたマスターベーションでも潤いを感じにくい場合は、生活習慣やデリケートゾーンのお手入れ方法を見直すのも良いでしょう。

渇いた状態での挿入は痛みを感じやすいため、愛撫をしっかり行ったり、潤滑ジェルを用いたりして十分潤った状態で挿入しましょう。

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原因(5)勃起不足、サイズの不一致

男性が緊張したり、入らずに焦ったりすると、勃起不足になる可能性もあります。十分な硬さがないと、さらに腟内に入りづらくなる原因にもなるのです。初体験同士である場合は挿入を考えずに、まずはスキンシップを楽しむことから慣らすのも良いでしょう。

また、体格差があって体位に支障が出る場合や、男性器が大きいために入りにくい場合もあります。体格差が原因である場合は、枕やクッションを使って高さを調節してみましょう。

男性器とのサイズの不一致で挿入がうまくいかないこともあります。腟は筋肉でできているため、男性器のサイズに順応することは可能です。しかし、痛みを感じると筋肉がこわばってしまうため、時間をかけて慣らす必要があります。

 

処女で入らない場合の対処方法

方法(1)潤滑ジェルを使う

緊張や不安が高まっていたり、快感を掴みにくかったりすることも、初体験で潤い不足になる原因です。痛みを感じながら続けるとさらに力が入り、不安や恐怖を覚える可能性もあります。我慢せずに、潤いをサポートする潤滑ジェルやローションを活用して、摩擦や痛みを軽減しましょう。

女性側だけでなく、男性側にも潤滑ジェルやローションを塗ると、さらにスムーズな挿入が可能です。

挿入時の潤い不足をサポートするモイスチャージェル
挿入時の潤い不足をサポートするモイスチャージェルの例。画像はラブスライド(ラブコスメ)

方法(2)ゼリー付きコンドームを使う

潤滑ジェルやローションを使いたいとパートナーに切り出しづらいのであれば、ゼリー付きのコンドームを使う手もあります。妊娠を希望していない方にとって、避妊や性感染症対策ができるコンドームは必須アイテムです。

コンドーム自体に挿入時の摩擦や違和感を抑える事が出来るゼリーが付いていれば、潤滑ジェルを持ち歩く必要もありません。最近ではスイーツのような可愛いパッケージのゼリー付きコンドームもあるため、女性が持ち歩くのに最適です。

たっぷりうるおいが嬉しい、可愛いパッケージデザインのスイーツのようなコンドーム
たっぷりうるおいが嬉しい、可愛いパッケージデザインのスイーツのようなコンドームの例。画像はラブミルフィーユ モイストタイム(マカロン風コンドーム)(ラブコスメ)

方法(3)十分に前戯をしてもらう

挿入前の前戯が足りていなければ、心身の緊張が解けず、潤いが不足する原因になります。十分なスキンシップとコミュニケーションで、心と体の準備を整えてから、挿入を試しましょう。

前戯で何を行うと良いのか分からないカップルは、オーラルセックスを試してみるのも1つです。口に入っても問題のないフレーバー付きローションがおすすめです。お互いの体に塗布して舐め取るだけでも、十分な前戯になります。バイブレーション機能のあるラブグッズと組み合わせて、さらに心身の興奮を高めるのも良いでしょう。挿入の必要がないラブグッズであれば、初体験の女性でも不安を感じずに楽しめます。

体に塗って、垂らして、食べられる、食品原料でできたラブローション
体に塗って、垂らして、食べられる、食品原料でできたラブローションの例。画像はラブシロップ メープル&ナッツ (ラブコスメ)

方法(4)パートナーと話し合う

性行為に不安や恐怖があるのなら、パートナーに正直に伝えることも重要です。あらかじめ不安感があることを伝えておかなければ、性行為を中断したときにパートナーは拒絶されたように感じる可能性もあります。

「ゆっくり進めて欲しい」「怖くなったら中断したい」などの要望は、事前に伝えて2人にとってどうするのがベストなのかを話し合うと良いでしょう。

また、挿入に拘らずにスキンシップを楽しんで、快感を得る感覚を掴むのもおすすめです。段階を追って関係を深めていけるよう、パートナーと話し合える関係を目指しましょう。

方法(5)婦人科に相談する

処女で入らないと悩んでいる方の中には、腟の入り口に痛みを感じる方と、挿入直後に腟奥で痛みを感じる方がいます。腟口付近で強い痛みを感じるのであれば、処女膜強靭症や処女膜閉鎖症の可能性もあるでしょう。一方で、腟奥に痛みを感じた場合、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患が潜んでいる可能性もあります。

挿入時の強い痛みが続いたり、挿入自体が難しかったりする場合は、一度婦人科で相談しましょう。挿入後も引っかかるような感覚が続いたり、不正出血があったりする場合も、病院で診てもらうと安心です。

処女の入らない悩みのケア方法

ケア方法(1)指やラブグッズで練習する

初体験前に指やラブグッズで練習するのも、処女の入らない悩みの解消にはおすすめです。何も入れた経験がない腟にいきなり男性器を挿入するのは、心身ともに負担がかかります。パートナーと一緒に指やラブグッズで慣らすこともできますが、1人で練習する方法もあります。

まずは、ゆっくり指やラブグッズを挿入し、違和感がなくなった頃に腟内をほぐすようにマッサージしましょう。ラブグッズの中には、初めての方にぴったりなタンポンサイズのアイテムもあります。処女膜には元々2cmほどの開口部があるため、指やタンポン程度の太さであれば、処女膜を傷つけたり、破ったりする心配はありません。

直径1.5センチ程度の細い未経験者向けラブグッズ
直径1.5センチ程度の細い未経験者向けラブグッズの例。画像はラブデビューシリーズ メシベ(ラブコスメ)

ケア方法(2)マスターベーションで感度を高める

処女の入らない悩みを解消するには、感度を高めるのが重要です。前戯で快感を得ると腟が濡れ、挿入の準備が整います。しかし、初体験のときは緊張もあるため、濡れにくくなる方も珍しくありません。あらかじめ自分の気持ちいい部位や刺激を知らなければ、さらに快感も得られにくくなるでしょう。

初体験から快感を得やすくするには、女性もマスターベーションで、自分の気持ちいい部位を知っておくと良いでしょう。感度を高めておくと、初体験で緊張をしていても快感を得たり濡れたりして、スムーズな挿入に繋がる可能性が高まります。

マスターベーションの楽しみ方が分からない方には、スマートフォンと連動するラブグッズがぴったりです。漫画や動画、ボイスと連動して動くラブグッズを使えば、初体験に向けてのイメージトレーニングにもなります。

スマホ連動が楽しめる女性用ローター
スマホ連動が楽しめる女性用ローターの例。画像はさくらの恋猫 NUKUNUKU(ラブコスメ)

ケア方法(3)ベッド用コスメを活用する

腟周辺の快感が掴みにくい方は、ベッド用のコスメを使う方法もおすすめです。敏感な部分にマッサージをするように塗りこむと、じんわり火照るような快感をもたらしてくれます。温かさを感じながらマッサージしているうちに、自然と潤ってくる感覚を体験できるでしょう。

ベッド用コスメはマスターベーションの感度向上に役立つだけでなく、挿入時の違和感軽減にも活躍します。ただし、デリケートゾーンに使うアイテムは、肌に優しい成分でできていることを確認して選ぶようにしましょう。

女性の敏感な部分に塗ってマッサージする、ベッド専用コスメ
女性の敏感な部分に塗ってマッサージする、ベッド専用コスメの例。画像はラブコスメ リュイール ホット(ラブコスメ)

処女はスムーズに入らないことが多い!不安を正しく解消しよう

処女の初体験でスムーズに入らないのは、精神的にも身体的にも当たり前のことです。潤うのをサポートするアイテムを使って、焦らずに少しずつ慣らしていきましょう。また、あまりに強い痛みが続く場合や、引っかかるような違和感、不正出血がある場合は治療や手術が必要な可能性もあります。早めに婦人科に相談するようにしましょう。

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※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

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