藤東クリニックお悩み相談~アンダーヘアのお手入れ方法について~
アンダーヘアの手入れとは?どのような方法がある?
「手入れ」一言で言っても何をすればいいのかわからない人は多いかもしれません。アンダーヘアの手入れは、具体的に下記のような方法があります。
- アンダーヘアの全体の長さを短くする
- アンダーヘアの量を脱毛などで全体的に減らす
- アンダーヘアのショーツからはみ出る部分を処理し、面積を狭くする
- アンダーヘア部分をしっかり石鹸で洗う
- アンダーヘアの手触りをトリートメントで整える
アンダーヘアの処理はする必要がある?
アンダーヘアの処理は必ずしもしなければならないわけではありませんが、することによって快適になったという人も多いようです。 一例をあげると、アンダーヘアの処理をすることで下記のようなメリットを感じるようです。
- Iライン部分のアンダーヘアを処理することで、経血が付着しなくなり、トイレですっきり拭き取れるようになった。そのため生理中にトイレに行ったときに感じる臭いの不快感も減った
- アンダーヘアを全体的に減らすことで、デリケートゾーンのムレやそれによる臭いが気になりにくくなった
- アンダーヘアがごわごわして広がっている為下着を履いた時に見栄えが良くなかったが、トリートメントで処理をしたり長さを短くすることで、スッキリした印象になった
アンダーヘアの処理をすることによるデメリットはある?
もちろんアンダーヘアを処理をしたとき、必ずしもメリットを感じる人だけではありません。例えば、下記のようなデメリットを感じる人がいるようです。
- Iラインのアンダーヘアを処理することによって、排尿時の飛び散りを感じるようになった
- アンダーヘアを剃ったら、チクチクしてショーツから突き出たり、不快な刺激を感じるようになった
- 脱毛クリームを使用したら、肌が荒れてしまった
ただ、これらのデメリットは処理方法が合っていないことによるものも多いです。自分に合った処理方法をすれば、デメリットを感じずに快適さを得ることができる可能性もあります。
もっと知りたいアンダーヘアのお手入れについて
アンダーヘアのお手入れのやり方
アンダーヘアの長さを短くする
アンダーヘアが長いとショーツからはみ出したり、全体的にごわごわして邪魔だという声を聴きます。そういった場合は、アンダーヘアの長さを短くすることで、不快感を軽減することができます。
しかし、アンダーヘアを短くするときにハサミを使うと、毛先が尖ってしまいます。肌にあたったときに別のチクチクした不快感を感じるようになったり、ショーツから毛が突き出て見栄えもあまり良くありません。アンダーヘアの長さを短くするには、毛先を丸く処理することができる「ヒートカッター」の使用が適しています。
~ヒートカッターでのアンダーヘアの処理の仕方~
- トイレでショーツを脱ぐ
- 足を広げてVラインのアンダーヘアをまっすぐ伸ばすように2~3本つまむ
- 根本から1.5~2cm程度のところにヒートカッターを当ててカットする
この時、短くカットしようとしすぎると熱で火傷してしまうこともあるので注意が必要です。また、一度にカットする毛の量が多すぎるとうまく切れません。特に太い毛の方は上手くカットできないときは、一度にカットする毛の量を減らしてカットするといいでしょう。
アンダーヘアの量を全体的に減らす
手足のムダ毛の毛深さが人それぞれ異なるように、アンダーヘアの濃さも人によって異なります。全く処理しなくても大した不便さを感じない人もいれば、アンダーヘアが濃いことによって見栄えや抜け落ちる毛の多さに悩んだり、ムレ等の不快感を感じる人もいます。
アンダーヘアの量を全体的に減らすのであれば、「永久脱毛」が適しています。永久脱毛は必ずしも無毛にするための処理方法ではなく、毛根にダメージを与えて段階的に毛量を減らしていくため、完全に無くなる前にやめれば「全体的に少なくなった状態」にすることができます。
~アンダーヘア脱毛の流れ~
- ヒアリング&契約
- 毛を剃る(最初の施術日の前日に自分で毛を剃った状態にして施術を受けに行きます)
- 施術を受ける(クリニックの医療レイザー脱毛、エステサロンの光脱毛など)
- 1~2週間かけて施術の効果で自然と抜け落ちるのを待つ
- 毛周期に合わせ、2~3か月に1度2~3年間サロンに通い続ける(希望の量になったところで、施術を終了する)
アンダーヘアの脱毛は施術前に自分で毛を剃ってから行く必要があります。ただしIラインやOラインはかなり範囲が狭く見えにくい場所の為、通常のカミソリを使用すると深剃りしすぎてしまって肌が荒れたり、意図せぬ切り傷や出血のトラブルもあるようです。
アンダーヘアのIライン等見えにくい場所の剃毛処理をする場合は、Iラインシェーバー等を使用するといいでしょう。Iラインの幅にフィットするように設計された小さめのヘッドや、深剃り防止の工夫がされているため、スムーズに見えにくいIラインの毛を剃ることができます。
アンダーヘアの面積を狭くする
全体的な毛量自体は多くないものの、面積が広くてショーツなどからはみ出してしまうという人もいます。その場合ははみ出た部分だけを処理すると、快適さを手に入れることができます。
一部のエリアのみのアンダーヘアを無くすには、下記のような方法があります。
- 定期的にカミソリで剃る
- 脱毛クリームで処理する
- 毛抜きで抜く
- ブラジリアンワックスサロンで抜く
- 脱毛サロンで処理する
最もコストがかからず手軽に処理できるのはカミソリで剃る方法ですが、ある程度伸びてくるとぽつぽつと短く生えてきた毛が目立つようになり、見栄えが良くなくなります。それを防ぐためにはかなり短い期間で日常的に剃る必要があります。
また、脱毛クリームでの処理はカミソリで剃るよりも少し見栄えが長く持ちますが、肌の弱い方だと肌荒れのトラブルが起きてしまうこともあるようです。
自分で毛抜きで抜く方法は最もおすすめできません。埋没毛の原因や、毛嚢炎等のトラブルにもつながることがあるので避けた方がいいでしょう。
脱毛サロンの方法は「すぐには無くならない」ことに注意しましょう。例えば来月海に行くので、その時に面積の少ない水着をきれいに着こなすために一部のアンダーヘアを無くしたい」と思っても、脱毛では対応できません。脱毛は2~3年かけて処理した範囲の毛が生えてこないようにする為、短い期間で処理したい場合は「ブラジリアンワックスサロン」等の方法を選択するといいでしょう。
自分の悩みに合わせて、合ったアンダーヘアの処理方法を選ぶことが大切です。
アンダーヘアの部分を石鹸でしっかり洗う
お風呂に入ったとき、頭皮や髪の毛は念入りに洗うのに、デリケートゾーンやアンダーヘアは通常の皮膚と同じように数回ボディタオルでごしごし洗って終わり…という人も多いかもしれません。しかし、アンダーヘアの根元には皮脂などがたまりやすいため、意識して洗った方がいい場所の一つでもあります。
アンダーヘア周辺を意識して洗うメリットには下記のようなものがあります。
- 尿や経血等が付着しやすいアンダーヘアの汚れをしっかり落とすことができる
- アンダーヘアの根本には皮脂が付着して臭いの原因になることがあるため、しっかり洗い流すことができる
- アンダーヘアによって石鹸が届きにくい地肌を、しっかり綺麗にすることができる
- 洗う際にアンダーヘアを軽く引っ張るようにして洗うことで、これから抜ける毛を先に抜いて洗い流すことができる(脱衣所などでの陰毛の抜け落ちが防げる)
アンダーヘアの生えているデリケートゾーンは、皮膚がデリケートなため、通常のボディーソープでは刺激が強すぎてしみることがあるかもしれません。その場合は、デリケートゾーンにも使える、自然素材の低刺激の石鹸を使うといいでしょう。
デリケートゾーンに使える石鹸の中には、泡でパックすることでデリケートゾーンの臭いの元や黒ずみの元となる古い角質を洗い流すことができるものもあり、一度にいくつものお悩みをケアすることができます。
アンダーヘアの手触りを整える
アンダーヘアが広がってモサモサとしている人は、量を減らすのも一つの方法ですが、トリートメントで手触りをケアするという方法もあります。
髪もトリートメントを使用しないと広がってゴワゴワしてしまう人は多いと思います。アンダーヘアも髪の毛と同じ「毛」なので、トリートメントでケアすることで手触りやおさまりが良くなります。
ただし、通常の髪の毛に使うトリートメントは、あくまで髪の毛の為に作られたものなので、デリケートゾーンに付着したとき刺激が強すぎてしまう可能性があります。できるだけアンダーヘア専用のトリートメントを使用するようにしましょう。
アンダーヘアを処理するときの注意点
「戻せない処理方法」に注意
アンダーヘアがそのままの時の不快感から逃れようといきなり永久脱毛をしてしまうと、
- 尿が飛び散るのが気になるようになってしまった
- 黒ずみが気になるようになってしまった
- 温泉で恥ずかしさを感じるようになってしまった
などの別のデメリットを感じるようになってしまうこともあります。
そのため、いきなりアンダーヘア脱毛をするのではなく、一度シェーバーやブラジリアンワックスなど後に戻すことができる方法で快適に過ごせるか試してみるといいでしょう。
他のケアと組み合わせる
アンダーヘアを処理することによって、デリケートゾーンを隠す部分がなくなり、鼠径部やデリケートゾーンの黒ずみがよく見えて気になるようになってしまったという人や乾燥が気になるようになってしまったという人もいるようです。より自信の持てるデリケートゾーンにするためには処理した後に他のケアを組み合わせることもおすすめです。
デリケートゾーンの黒ずみが気になる場合は、古い角質による黒ずみの元を集中的にケアすることのできる成分が入ったデリケートゾーンにも使える石鹸がおすすめです。パパイヤ果実エキス等のこだわりの成分が、日常的なケアだけでは落とし切れない古い角質にアプローチします。
また、デリケートゾーンの乾燥は不快感があるだけではなく、刺激による黒ずみにも繋がりやすくなります。アンダーヘアが無くなることによって、デリケートゾーンは摩擦などの刺激を受けやすくなります。できるだけ保湿して乾燥を防ぎ、肌のバリア機能が正常に保たれるようにケアしましょう。
アンダーヘアの不快感は処理することで解決できることが多い
アンダーヘア周りに何かしらの不快感を感じている場合は、適切な処理をすることで解決できることが多いでしょう。自分のトラブルの状況に合わせて、適切な処理を選んで取り入れてみましょう。
しかし脱毛などは一度処理してしまうと元に戻すことが困難です。やってみたらあまり快適にはならなかった、ということや、別のデメリットを感じるようになってしまったということもあります。そうならないために、いきなり永久脱毛の方法を取り入れるのではなく、まずはカットや剃毛で似た状況を体験してから処理するようにすると、将来的に後悔することを減らすことができそうです。
部位別のアンダーヘアの処理方法を知りたい方は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。
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