頭皮の臭いの原因は?臭いのセルフチェック方法と対策を解説

  • 2022年6月16日
  • 2022年7月15日
  • におい

藤東クリニックお悩み相談室~頭皮 臭いについて~

質問者
何をしても頭皮が臭いです。毎日シャンプーをしても、頭皮を触ると脂っぽい臭いがします。ケア方法が知りたいです。
藤東先生
今回は頭皮の臭いについて解説しましょう!

頭皮の臭いの原因は?

頭皮の臭いの主な原因は、汗や皮脂そのものの臭いや、雑菌の繁殖です。頭皮は、皮脂やフケ、蒸れになどよって、雑菌が増えやすい環境となっています。頭皮の臭いを改善するには、臭いの原因となる汗や皮脂を取り除き、頭皮を清潔に保つことが重要です。

しかし、シャンプーの回数を増やしたり、洗浄力の強いシャンプーに変えたりと必要以上に洗い過ぎると、頭皮が乾燥し皮脂が過剰に分泌する可能性があります。まずはシャンプーの方法や食生活など、頭皮の臭いの原因となる習慣を見直すと良いでしょう。

シャンプーしても頭皮が臭いのは病気?

頭皮は汗や皮脂が多く出る部位であるため、ある程度臭いがあるものです。しかし、酸っぱい臭いや古くなった油のような臭い、青臭さがあるようであれば、食事や睡眠といった生活習慣や加齢などが臭いの原因だと考えられます。

また、皮膚に炎症やかゆみがある場合は、皮膚炎が臭いの原因である可能性もあります。早めに皮膚科で診察を受けましょう。

もっと知りたい「頭皮の臭い」について

頭皮の臭いの確認方法

チェック方法(1)枕の臭いを嗅ぐ

自分で頭皮の臭いをチェックする一番手軽な方法は、起きた直後の枕の臭いを嗅ぐことです。日中は汗や外出先の臭いなどが頭皮や髪に付くため、夜にシャンプーをしてから寝ると、翌朝枕に付いた頭皮そのものの臭いを確認しやすくなります。

チェック方法(2)頭皮を指で擦って嗅ぐ

入浴前に、指で頭皮を擦ってから臭いを嗅ぎ、頭皮の臭いを確認する方法もあります。事前にぬるま湯で手を洗い、指の皮脂や汚れを落としてから行いましょう。

入浴前の頭皮は、多少の汗や脂っぽい臭いがするのは普通です。しかし、古い油のような臭いやツンとした青臭さがあるのであれば、頭皮の臭いケアを取り入れることをおすすめします。

チェック方法(3)後ろから風を当てる

髪を乾かすときやヘアスタイリングのときに、ドライヤーを使って頭皮の臭いを確認するのも良いでしょう。

ドライヤーを後頭部から当て、顔に風が向かってくるようにすると、頭皮の臭いに違和感があるか確認できます。扇風機やサーキュレーターの風でも頭皮の臭いはチェックできますが、温風の方がより臭いを感じやすいため、ドライヤーの温風使用がおすすめです。

頭皮の臭いの原因

原因(1)頭皮から出る皮脂

頭皮は体の中で最も皮脂腺が多い部位で、皮脂が多いと言われるTゾーンの約2~3倍もの皮脂が分泌されています。皮脂の分泌量が非常に多いために、頭皮は「皮脂臭」と呼ばれる脂っぽい臭いが生じやすいのです。

また、食生活や生活習慣などで皮脂の分泌量が増え、シャンプーで洗い流し切れない場合、皮脂が酸化した「酸化臭」も生じる可能性があります。

原因(2)頭皮から出る汗

頭皮は汗をかきやすい部位ですので、汗臭を感じる方も珍しくありません。頭皮にある汗腺の数は、手のひらや足の裏に次いで、全身の中で3番目に多いとされています。

本来汗自体は、無臭である場合がほとんどです。しかし、頭皮の汗や皮脂が混ざり合ったものを細菌が分解することによって、酸化して酸っぱい臭いが生じるのです。汗腺のろ過機能が上手く働いていない方は、汗そのものが臭う場合もあります。

原因(3)雑菌の繁殖

頭皮には髪の毛が生えているため、雑菌が繁殖しやすい高温多湿な環境です。さらに、汗や皮脂、フケなどの分泌物が雑菌のエサとなり、嫌な臭いの原因となる雑菌が増えやすいことを覚えておきましょう。

汗や皮脂の洗い残しや、洗髪後に髪を自然乾燥させることも、雑菌の増殖を促します。

頭皮の臭いが悪化する理由

理由(1)洗浄不足・洗い過ぎ

頭皮に汗や皮脂、整髪料の汚れなどが残っていると、酸化や雑菌の繁殖による臭いの原因となります。しかし、洗い過ぎると頭皮が乾燥し皮脂を過剰に分泌したり、頭皮環境を整える常在菌が減ったりする可能性も生じます。シャンプーの使用量や回数を増やすよりも、まずは正しく洗えているかを確認するのがおすすめです。

理由(2)加齢

40代になると、皮脂の中に「パルミトオレイン酸」と呼ばれる脂肪酸が増えます。この脂肪酸が酸化すると、加齢臭の原因となる「ノネナール」という物質が生成されるのです。

男性だけではなく、女性もパルミトオレイン酸は分泌されます。油やバターが酸化したような、独特な臭いの原因になります。

理由(3)生活習慣やストレス

生活習慣の乱れやストレスも、皮脂の過剰分泌や頭皮の臭いの原因です。糖質や動物性たんぱく質、油分の多い食事は、臭いの原因となる過酸化脂質の分泌量を増やします。一方で、ビタミンやポリフェノールが含まれる緑黄色野菜などの食品は、たんぱく質や脂質の酸化を抑制します。皮脂や臭いが気になる方は、積極的に摂ると良いでしょう。

また、睡眠不足やホルモンバランスの乱れも、皮脂分泌を増やす原因の1つです。さらに、乳酸やアンモニアなど悪臭の原因となる物質が汗に多く含まれるようになったり、ストレスによって発生した活性酸素が加齢臭の元となるノネナールや脂肪酸を増やしたりし、頭皮の臭いを悪化させます。

理由(4)脂漏性皮膚炎

頭皮の肌トラブルが、臭いの原因となっている場合もあります。頭皮に起こりやすい肌トラブルの1つが、「脂漏性皮膚炎」です。

頭皮に脂漏性皮膚炎が生じると、頭皮や髪の生え際に炎症が起こるだけではなく、脂ぎった黄色い皮脂やフケが出ます。この皮脂が酸化すると、頭皮の臭いの原因になるのです。また、かゆみを感じることも多いです。

頭皮の臭いだけではなく、かゆみや炎症がある場合は、すぐに皮膚科で診察を受けましょう。

頭皮の臭いを防ぐシャンプーの方法

正しいシャンプーの手順

毎日シャンプーをしていても、洗い残しがあれば臭いや頭皮トラブルの原因となります。頭皮や髪に負担がかからないよう気を付けながら、シャンプーで頭皮をまんべんなく洗いましょう。

~頭皮と髪の正しい洗い方~
  1. ブラッシングで髪のもつれをとく
  2. 頭皮と髪をぬるま湯で十分に洗い流す
  3. シャンプーをよく泡立て、頭皮をマッサージするように洗う
  4. シャンプーをしっかりすすぐ
  5. コンディショナーやトリートメントをなじませる
  6. 地肌から毛先に向かって洗い流す
  7. 擦らず優しくタオルドライし、ドライヤーで乾かす

1つ1つの工程を正しく丁寧に行うことで、臭いやべたつきの少ない快適な頭皮を目指せます。正しいシャンプーを続けても臭いの改善が見られなければ、医療機関の受診をおすすめします。

シャンプー時に意識すべきポイント

臭いやかゆみなどの頭皮トラブルを防ぐためには、予洗いや乾かし方など、シャンプーで洗う以外にも実践したいポイントがあります。頭皮環境改善のために知っておきたい、シャンプー時の注意すべき点を見ていきましょう。

髪を濡らす前のブラッシング

シャンプー前のブラッシングには、髪が濡れた際の絡まりを防ぐだけではなく、頭皮に固まっている皮脂をほぐす効果もあります。また、フケやほこりなどの汚れが落ち、刺激によって頭皮の血行が改善されます。特に髪が絡まりやすい方は、髪を濡らす前のブラッシングが重要です。

ぬるま湯での予洗い

実は、頭皮や髪の汚れの多くは、お湯だけでも洗い流されます。さらに、シャンプーを付ける前にしっかり頭皮と髪を濡らしておくと、シャンプーの泡立ちが良くなります。特にスタイリング剤をつけている方は、固まっているスタイリング剤をほぐすイメージで予洗いしましょう。

シャンプーで洗う際の手順

耳の後ろや生え際、後頭部は洗い残しが生じがちな部位です。シャンプーを塗布するときは、良く泡立て、洗い残しが出やすい部位から塗布すると良いでしょう。指先や爪ではなく、指の腹を縦や横に細かく動かして洗います。

すすぎはしっかりと

シャンプーやトリートメントを洗い流すときは、ぬるつきを感じなくなるまでしっかりとすすぐのが基本です。特に耳の後ろや襟足は、すすぎ残しが多くなりやすい部分です。

髪や頭皮を早く乾かす

髪の痛みや頭皮の臭い対策として、なるべく早く濡れた髪を乾かしましょう。まずはタオルで髪を挟むように水気を取り、頭皮の水分も優しく拭き取ります。ドライヤーは、毛先のパサつきを防ぐためにも、まず髪の根本部分をしっかりと乾かします。その後、前髪や毛先のカールなど、ヘアスタイルを整えるようにドライヤーを当てます。最後は冷風で仕上げると、スタイリングの固定や髪のツヤ向上にも繋がります。

頭皮の臭いは、洗い残しやすすぎ残し、自然乾燥が原因になっていることもあります。まずは、日頃のシャンプーの方法を見直してみましょう。

頭皮の臭い対策アイテム

頭皮用クレンザー

頭皮の臭い対策におすすめなのが、頭皮用クレンザーの活用です。頭皮の汚れや臭いの元を洗い流し、同時に保湿もできるアイテムであれば、毎日使っても髪のきしみを感じにくいでしょう。

毛根や毛穴の汚れを洗い流すことで、頭皮の臭いやフケ・かゆみを改善し、健やかな毛髪を目指せます。

頭皮の臭いの元を洗い流すスカルプケアシャンプー
頭皮の臭いの元を洗い流すスカルプケアシャンプーの例。画像はLCジャムウ・スカルプクレンザー(ラブコスメ)

サプリメント

年齢に伴って頭皮の臭いが気になるようになった方は、サプリメントを活用する方法もあります。臭い対策として選ぶのであれば、消臭成分である柿渋エキスや、腸内環境を改善する乳酸菌・植物発酵エキスなどが摂取できるサプリを選ぶと良いでしょう。

柿渋エキスは、高い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種である「カキタンニン」を含んでいます。腸内で発生する硫黄や硫化水素といった臭いの元を抑制する作用もあるため、頭皮の他に口臭や便臭の対策にも有効です。

参考文献:シャンピニオンエキス・柿渋エキス配合サプリメントによる体臭改善効果(J-GLOBAL)

ヘアパフューム

ヘアパフュームやヘアオイルを活用すれば、気になる臭いを香りですぐにカバーすることができます。生活習慣やシャンプーの方法を見直す根本的なケアとの併用で、ストレスなく頭皮の臭い対策を進められるでしょう。

香りで臭いをカバーするヘアパフューム
香りで臭いをカバーするヘアパフュームの例。画像はジャムウ・デリケートゾーン リフレッシュムース(ラブコスメ)

正しいシャンプーで、頭皮の臭いを予防しよう

頭皮の臭いは、シャンプーの方法や生活習慣の見直しなどによって、ある程度改善できる可能性があります。まずは自分の頭皮の臭いを確認し、正しいシャンプーの方法や健康的な生活習慣の実践を心掛けましょう。頭皮用クレンザーなど、臭い対策アイテムを取り入れるのもおすすめです。

正しくケアしても臭いの改善が見られなかったり、発疹やかゆみなど臭い以外の頭皮トラブルも気になったりする場合は、迷わず皮膚科で診察を受けてください。

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※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

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