口が臭い原因とは?口臭のセルフチェック方法と治す方法

  • 2022年8月18日
  • 2022年8月18日
  • におい

藤東クリニックお悩み相談室~口が臭い悩みについて~

質問者
自分の口臭が気になります。歯磨きをしても口が臭いのは病気でしょうか?どうすれば治りますか?
藤東先生
今回は口が臭い原因と対策について解説しましょう!

口が臭いのは病気?口臭の原因は?

口が臭いのは、必ずしも病気が原因ではありません。起床時や緊張などで唾液の量が減っている時や、臭いの強い食事や嗜好品を摂った直後などの一時的な口臭であれば、特に治療の必要はないでしょう。

口臭の一番の原因は、食べ物のカスや剥がれ落ちた古い粘膜などのたんぱく質を、口内の細菌が分解することで発生するガスです。唾液の量が減ると、口内の自浄作用が低下し細菌が増殖するため、口臭が強くなります。

虫歯や歯周病、鼻や喉などの呼吸器や消化器のトラブルが原因で口臭が発生している場合は、適切な治療が必要です。

口の臭いを治す方法はあるの?

口臭を改善するには、口腔内を清潔に保ち、唾液の量を増やすことが大切です。口臭の原因が虫歯や歯周病である場合は、歯医者で治療を行うことで、根本的な解決ができるでしょう。

また、口臭の原因となる生活習慣の見直しや、口臭ケアアイテムを活用することでも、改善が期待できます。

もっと知りたい「口が臭い悩み」について

口が臭い原因とは

原因(1)虫歯や歯周病など口のトラブル

口臭の主な原因は、虫歯や歯周病など口腔内のトラブルです。歯周病や虫歯になると、歯周ポケットや歯の穴に溜まった食べ物のカスに菌が増殖し、口臭を発生させます。さらに、適切に治療せず放置していると、歯茎が化膿したり出血したりし、強い臭いを生じます。

細菌の塊である舌苔(ぜったい)や歯垢、歯垢が石灰化した歯石も、口臭の原因となります。

また、人工歯や被せ物など、歯科治療の跡が口臭を引き起こす場合もあります。人工歯や被せ物の周辺は、隙間に食べカスが詰まったり、歯垢が溜まったりしやすい状態ですので、より丁寧なケアが必要です。

原因(2)生理的口臭

生理的口臭とは、起床直後や空腹時、緊張時などに唾液の分泌量が減り、細菌が増殖することで起こる口臭です。慢性的なものではなく、誰にでも起こり得る一時的な口臭ですので、基本的に治療の必要はなく、正しいセルフケアにより臭いを改善することができます。

女性の場合、生理や妊娠などによるホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減り、口臭が強くなることがあります。思春期や乳幼児期など年代固有の臭気や加齢臭も、生理的口臭です。

原因(3)食べ物や嗜好品による口臭

ニンニクやネギなど臭いの強い飲食物、お酒や煙草などの嗜好品は、口臭の原因となります。

例えば、ニンニクやネギを食べると、「アリシン」と呼ばれる成分が酸化し、口内で強い臭いを発します。大量に食べることで血中にもアリシンが取り込まれ、翌日まで口臭が続くことがあるのです。

食べ物や嗜好品による口臭は、時間が経てばなくなりますので、治療の必要はありません。しかし、アルコールや煙草は唾液の分泌量を減らしたり、歯茎の血流を悪化させたりし、歯周病にかかるリスクを高めます。口臭が気になる方はできるだけ摂取を避け、丁寧な歯磨きや定期的な歯科医院でのクリーニングを行うことをおすすめします。

原因(4)病気による口臭

鼻や喉といった呼吸器系、消化器系などの病気が原因となり、口臭が発生する場合があります。

鼻や喉、呼吸器系の病気

副鼻腔炎や喉頭炎、扁桃炎などが挙げられます。鼻や喉は口と繋がっていますので、患部の膿や血液が口内に流れることで、口臭が生じるのです。気管支炎や肺炎など、呼吸器系の病気によって口臭が発生することもあります。

消化器系の病気、便秘

逆流性食道炎や胃炎、十二指腸潰瘍などの消化器系の病気が口臭を引き起こすこともあります。また、腸内環境が悪化して便秘になると、腸内で発生した悪臭ガスが肺まで運ばれ、口臭や体臭が生じることがあります。

口腔がん

舌がんや歯肉がんなどの口腔がんも、口臭の原因となります。病状が進行すると口腔内の組織が腐敗し、強い臭いを発するようになるのです。

糖尿病

重度の糖尿病である場合、呼気に「アセトン臭」と呼ばれる独特の甘酸っぱい臭いが混ざります。

肝臓疾患

肝機能障害・肝硬変・肝臓がんなどの肝臓疾患に罹ると、肝臓で分解できなかったアンモニアが肺まで運ばれ、口からアンモニア臭が出ることがあります。

その他、体調不良により舌苔が増えることも、口臭の原因となります。いずれの場合であっても、病気を治療したり体調を整えたりすることで、口臭も軽減されるでしょう。

原因(5)ストレスによる口臭

ストレスや緊張を感じると、交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。唾液の量が減って口の中が乾くと、唾液による口内の自浄作用が低下するため、雑菌が増殖し口臭が発生します。

副交感神経が優位なリラックス状態となることで、唾液の分泌量が増加します。日常生活に「アロマテラピー」を取り入れるなど、できるだけストレスを軽減しリラックスするとともに、唾液の分泌量を増やす生活習慣を心掛けましょう。

口臭をチェックする方法

チェック(1)唾液の臭いを嗅ぐ

清潔に洗った指や綿棒で口の中の唾液を拭い取り、その臭いを嗅ぐことで、口臭の有無を確認することができます。唾液が臭い場合、唾液が乾燥して口臭を引き起こしている可能性が高いです。また、ティッシュやコットンで舌の白くなっている部分(舌苔)を拭って臭いを嗅ぐ方法もあります。

チェック(2)呼気の臭いを嗅ぐ

蓋のできるコップやビニール袋に息を吐き入れ10秒ほど待ち、中の臭いを嗅いで確認する方法もあります。起床後すぐや空腹時、食後などは生理的口臭が発生している可能性があるため、これらのタイミングを避けてチェックすると良いでしょう。

チェック(3)口臭チェッカーを使う

歯科医院の検査で口臭を測定する方法が、精度が高く最も確実です。しかし、いつでもすぐに確認できないというデメリットがあります。

歯科医院での検査より精度は落ちますが、市販の口臭チェッカーを活用することで、手軽に口臭の強さを測定することが可能です。

口臭チェッカーは、口臭の原因物質に反応して計測し、臭いの強さを数値やゲージの目盛りなどで表示するものが一般的です。口臭の強さを客観的に把握できるため、自分の口臭の強さを確かめたい方や、人と会う前に口臭をチェックしたい方におすすめです。

口の臭いの治し方・予防方法

方法(1)病院で治療を行う

口臭の原因が、虫歯や歯周病などの口腔トラブルや、呼吸器・消化器などの病気である場合は、病院で治療を行うことが第一です。原因となっている病気の治療を行うことで、口臭の根本的な改善が期待できます。口臭の原因を正しく知るためにも、一度歯科医に相談すると良いでしょう。

方法(2)口内を清潔に保つ

口臭は、食べカスなどの汚れを、口内の細菌が分解することで発生します。口臭を発生させないためには、臭いの原因となる汚れを残さないよう、丁寧に歯を磨くことが大切です。

歯ブラシだけでは磨きにくい歯と歯の隙間は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用し、汚れを取り除いてください。舌苔が溜まりやすい方は、舌ブラシで舌苔を除去して口腔内を清潔に保ちましょう。丁寧な歯磨きや舌苔のケアで、口臭の原因となる汚れや、口臭を作り出す細菌を減らすことができます。

方法(3)唾液の分泌を促進する

唾液の分泌量が減って口内が乾燥すると、唾液による自浄作用が低下することで、細菌が繁殖し口臭を引き起こします。

口内が乾かないよう、口呼吸ではなく鼻呼吸をするよう意識し、こまめな水分補給を心がけましょう。さらに、唾液の分泌を促進するには、よく噛んで食べる・舌を動かす・ガムを噛む・唾液腺マッサージをするなどが効果的です。

唾液腺とは、耳の下・顎・舌にある、唾液を分泌する腺のことです。上の奥歯あたりの頬、顎の骨の内側の柔らかい箇所、顎先の内側を指で軽く圧迫してマッサージを行うことで、唾液が出やすくなります。

また、ストレスや緊張も唾液の量が減る原因となるため、できるだけストレスや緊張を軽減しリラックスすることも大切です。

方法(4)生活習慣を見直す

口臭の原因には、食生活の乱れや飲酒・喫煙などの生活習慣も挙げられます。バランスの良い食事を心がけ、よく噛んで食べることで唾液の分泌を促しましょう。よく噛んで食べると、食べ物が細かくなり、胃腸の働きを妨げずに消化吸収されるため、口臭の原因となる便秘の予防・改善も期待できると言われています。

喫煙は、煙草そのものの臭いだけでなく、唾液が減ったり歯茎の血流が悪化したりし、口臭を引き起こす歯周病の原因となります。また、アルコールを摂取すると、口の中が乾燥したり、アルコール分解で発生した有害物質が体内に残ったりすることで、口臭の悪化に繋がります。煙草やアルコールを控えるだけでも、口臭が改善される可能性があります。

口が臭いときの対策アイテム

(1)マウスウォッシュやスプレー

食後に歯磨きをするのがベストではありますが、外出先などでどうしても歯磨きができない場合は、マウスウォッシュ(洗口液)やマウススプレーなどを活用すると良いでしょう。

マウスウォッシュは、口に含んでゆすぎ、吐き出すタイプが一般的です。口臭予防・ホワイトニング・虫歯予防など、目的によって成分が異なります。口臭を予防したい場合は、殺菌成分である「CPC」や「クロルヘキシジン」、口臭の原因物質を抑制する「二酸化塩素」や「塩化亜鉛」などが配合されている商品を選びます。マウスウォッシュのアルコールの有無は、殺菌力にほぼ差がありませんので、使用感の好みで選ぶと良いでしょう。

マウススプレーは、口内に吹きかけるだけで吐き出す必要がなく、どこでも使えることがメリットです。マウスウォッシュより洗浄力はやや劣りますが、口臭の原因となる菌を殺菌する作用により、一時的な口臭予防に繋がります。また、口内を潤す効果や、口臭を香りでマスキングする効果によって、口臭を予防することもできます。アルコールの有無や味・香りも様々ですので、好みの使用感の商品を選びましょう。

(2)タブレットなどエチケット商品

口の中の粘つきや口臭が気になる場合は、タブレットなどのエチケットケア商品を活用する方法もあります。タブレットを舐めることで、舌苔や口内の粘つきケアや、唾液の分泌促進、香りで口臭をカバーするなどの効果が期待できます。エチケットケア用のタブレットは、持ち運びやすさや味の美味しさにも注目して選ぶと良いでしょう。

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香りで口臭をカバーできるタブレットの例。画像はペロペロ ベリーロゼミント(ラブコスメ)

口が臭い原因を知り、正しくケアしよう

口臭の主な原因は、口内の食べカスや剥がれ落ちた粘膜などのたんぱく質を、口内の細菌が分解することです。さらに、虫歯や歯周病などの口腔トラブル、呼吸器やその他内臓の病気、唾液の減少、飲食物や嗜好品など、様々な要因も挙げられます。

口臭は、適切な治療や口腔ケア、生活習慣の見直しを行うことで改善が期待できますので、まずは口臭の原因を正しく知ることが大切です。口臭が気になる方は、検診も兼ね、一度歯科医に相談することをおすすめします。

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※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

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