バストアップの方法で効率的なのはどれ?食事やマッサージについて

藤東クリニックお悩み相談室~バストアップについて~

 
質問者

バストアップにはいろんなやり方があり、どれが効果があるのかわかりません。食事やマッサージなどでバストアップすることは可能なのでしょうか?

 
藤東先生
今回はバストアップについて解説しましょう!

そもそもバストアップとは?

バストアップとは胸のサイズ自体を大きくすることや、しぼんだ印象の下垂したバストをふっくらとさせ上向きの印象にすることなどを指します。

食事やマッサージでバストアップは可能?

生活習慣による血行不良やホルモンバランスの乱れ、食生活からくる栄養状況によって、バストのサイズが本来よりも小さい状態になっていることがあります。その場合はマッサージで血行不良を改善したり、ホルモンバランスを整えたり、しっかりと必要な栄養を摂るようにすることで、本来の大きさを手に入れることができます。

大切なのは原因別に、自分に適した方法を取り入れていくことです。また、これらの原因は一つではなく複数該当していることもあるため、一つの方法だけを試しても思ったような実感が得られないこともあります。

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もっと知りたい!バストアップについて

原因別バストアップ方法

(1)栄養不足の人向けのバストアップ

偏食であったり、忙しくて栄養が豊富な食事を摂れない人はバストアップのために必要な栄養素の入った食べ物を意識的に摂取したり、サプリメントで補う方法によって改善できる可能性があります。また、そうでなくてもバストに関連する栄養素は、何気なく食事をとっているだけでは不足しやすいものが多いです。バストアップをサポートすると言われている栄養素には、下記のようなものがあります。

  • 大豆イソフラボン(豆腐や納豆、豆乳など)
  • ボロン(キャベツ、りんごなど)
  • タンパク質(鶏肉、豆類、魚、卵など)
  • 脂質(魚、ナッツ、種子、アボカド)
  • ビタミンC(アセロラ、キウイ、ピーマン、ブロッコリーなど)

大豆イソフラボンは女性ホルモンを増やすわけではありませんが、似た働きを持っており更年期の女性の症状の緩和等にも注目されている成分です。ボロンは加熱すると栄養素の働きが弱まってしまうため、サラダなど生で食べるようにしましょう。

タンパク質は、沢山摂ろうとすると一緒に脂質の摂取量が増えてしまうことに注意しましょう。サラダチキンは脂質の少な目なたんぱく源の一つです。またプロテインドリンクを飲むのも一つの方法です。

基本的な食事をしていれば脂質が不足することはあまりありませんが、ダイエットをしている方は脂質が足りなくなることがあります。バストは90%以上が脂質からできているため、やはりある程度の脂質の摂取は必要です。DHAやEPAなど血液をサラサラにする成分を含んだ魚を中心に、脂質を摂取するといいでしょう。

ビタミンCはバストを支えるクーパー靭帯の主成分であるコラーゲンの生成にかかせない成分です。アセロラやキウイなどのフルーツ、ピーマンやブロッコリー等の野菜に多く含まれています。

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(2)ホルモンバランスが乱れている方向けのバストアップ

排卵期前後になると、バストのハリを感じる人がいるようです。これは排卵期前後に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増加することによるものです。つまり、バストの大きさには女性ホルモンの分泌量が関係しているのです。

ホルモンバランスが崩れ、正常にエストロゲンが分泌されないと、乳腺が小さくなりバストのサイズも保たれなくなります。

女性ホルモンが正常に分泌されなくなる要因には下記のようなものがあります。

  • ストレス
  • 運動不足
  • 過度な体重増加や肥満
  • 過度なダイエット
  • 加齢

ストレスと加齢以外は主に生活習慣が原因なので、見直しが可能でしょう。

運動不足については、いきなり走り込みを始めても、体重が多い人の場合は足を故障して継続できなくなってしまうことがあります。まずは、「エレベーターではなくなるべく階段を使う」、「少し遠くのスーパーに足を延ばす」、「運動強度を上げるため歩く速度を速くする」、「寝る前に腹筋をする」など軽めのことから始めていくといいでしょう。

当たり前ですが食生活は食べすぎも、控えすぎも良くありません。しっかりバランスの取れた食事を3食とるようにしましょう。

(3)血行不良の方向けのバストアップ

正常に女性ホルモンが分泌されていても、しっかりとバストに届かなければ理想の状態には近づけません。ホルモンや栄養は主に血液によって運ばれるため、血流が滞るとしっかりと届かなくなってしまいます。

血行不良となる原因には下記のようなものがあります。

  • 長時間のデスクワーク
  • 小さすぎるサイズのブラジャー
  • 姿勢が悪い
  • シャワーだけで入浴をしない
  • 1日の水分補給量が足りていない
  • 脂っこい食事が多い
  • 身体を温める栄養素が不足している

デスクワークは特に肩回りの血行が滞りがちです。少なくとも2時間置き程度に肩を回すストレッチをしたり、1日の終わりの風呂上がりにマッサージを行うといいでしょう。マッサージは何もつけない状態で行うと肌に負担がかかります。必ずジェル等で滑りを良くした状態で行いましょう。この時肌のハリをサポートする成分が配合されていたりや保湿効果の高いものを使用すると、触り心地のケアやクーパー靭帯の保護も同時に行えます。

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バストの保湿もできるバストジェルの例。画像は「プエラリア・エクストラ・ハーバルジェル(ラブコスメ)」

ブラジャーは締め付けが強すぎると血行不良の原因になります。お店でサイズを測って正しいサイズのものを着けるようにしましょう。

姿勢が悪くなるのは、身体の表裏の筋肉のバランスが悪いことが一つの原因として考えられます。背筋を鍛えることで身体を起こしておく力が強くなり、猫背を改善できる可能性があります。また意識的に背筋を伸ばして綺麗な姿勢を心がけることは腹筋を使うことにもつながり、ポッコリお腹の改善にもつながります。

お風呂(入浴)には、滞ってしまった血流を改善する働きがあります。日常的にシャワーのみで湯舟につからないという方は、10分以上湯船につかる習慣をつけるといいでしょう。ただし長すぎればいいというものではないので、30分を超えないように注意しましょう。

入浴は汗をかいて水分が失われるので、お風呂上りは水分をしっかりとることが大切です。また血液の90%は水分です。そのため1日の水分の摂取量が少ないこと自体も、血行の滞りにつながります。目安として、1日1500ml以上の水分を摂るようにしましょう。単純計算すると500mlペットボトル3本になりますが、果物や食事の味噌汁にも水分は含まれるので、必ずしもミネラルウォーターを1500ml摂取する必要はありません。

脂っこい食事は血液をドロドロにして、血行の悪化を招くので控えましょう。そのうえで、さらに血行促進の栄養を意識的に摂るようにすると効果的です。生の生姜に多く含まれる辛味成分のジンゲロールは、身体を温め血流を改善する作用があるといわれています。

また、コレステロール排出をサポートして血液をサラサラにするアルギン酸を含む海藻類、EPAやDHAを含む青魚類(イワシ、鯖、サンマなど)を摂取するといいでしょう。

(4)睡眠時間が短い方向けのバストアップ

こちらに関しては「バストアップには睡眠がとても大事なので、睡眠をしっかり夜に十分にとるようにしましょう」というシンプルな解決策になります。

まず女性ホルモンが最も多く分泌されるのは睡眠中です。睡眠時間が短くなれば、その分ホルモンの分泌量に影響が出ます。

そしてバストアップには女性ホルモンだけでなく、成長ホルモンも大きく影響しています。成長ホルモンを投与すると男性でも女性化乳房の状態になるなど、バストへの影響が確認されています。

成長ホルモンの分泌を促す「メラトニン」は、昼間は分泌量が少なく夜間に分泌量が多くなります。これは脳の「松果体」で感知している光の刺激が影響していると考えられています。

そのため、夜間に光をずっと浴びた状態でいると、1日の中でメラトニンが沢山分泌される時間の分泌量が少なくなってしまうという研究結果があります。睡眠時間が短いことだけでなく、電気をつけっぱなしで眠ってしまったり、夜間勤務をしていると、成長ホルモンの分泌量が少なくなってしまう可能性があるので改善が必要です。

[文献]独立行政法人労働者健康安全機構 労災疾病等医学研究普及サイト
女性の深夜・長時間労働が内分泌環境に及ぼす影響に関する研究

外科手術によるバストアップの種類

(1)シリコンインプラント挿入手術

最も一般的な豊胸手術で、胸部にシリコン製のインプラントを乳房の下にある乳房組織の上に挿入する方法です。メスで切開して挿入するため、身体的負担が比較的大きい方法です。

(2)生体活性物質注入

ヒアルロン酸などの生体活性物質を乳腺と胸筋の間に注入することで、胸部にボリュームを与える方法です。メスでの切開を伴うシリコンインプラントに比べて身体的負担は少ない方法ですが、ヒアルロン酸は人体に吸収されるので定期的に注入しないと元のサイズに戻ります。

(3)脂肪注入

自分の脂肪を別の部位から吸引し、胸に注入する方法です。ヒアルロン酸と異なり元々自分の身体の脂肪であるため、完全には吸収されず6~7割は生着します。

ただし脂肪吸引を行う部分にも身体的負担がかかります。

バストアップに関する疑問

(1)女性ホルモンでバストアップはできないの?

女性は妊娠後期や授乳中はバストのサイズが大きくなります。そして授乳が終わると自然としぼみます。一度妊娠した人は、あの妊娠期のハリを再現することはできないだろうか?と思うかもしれません。

しかし人工的な投与によって女性ホルモンが過剰な状態になると、月経異常等その他の身体の機能に影響が出たり、乳癌等の原因にもなるとされています。バストアップにつながるほどの女性ホルモンの投与は困難で、元々持つ自身の女性ホルモンの働きを正常化する以上のことはできません。

(2)クリームを塗るだけでバストは大きくなる?

バストアップクリームの働きは、クリームに含まれた成分が経皮吸収されてバストの乳腺が発達するというよりも、血行を改善するマッサージを日常的に取り入れることによります。ただ、この時の保湿力の差によって、バストの肌のふっくらとした感触には違いが出ます。

皮膚にはバリア機能が備わっているため、基本的に高分子の成分が皮膚のさらに奥に浸透して脂肪層や乳腺に到達するということはありません。

(3)筋トレでバストアップはできる?

女性がイメージする乳房部分は90%以上が脂肪でできており、その部分に筋肉をつけて大きくするというようなことはできません。しかし、土台である大胸筋を鍛える筋トレをすることで、結果的にその上にあるバストの新陳代謝が活性化され、栄養が行き届きやすくなって乳房のバストアップに繋がる可能性があると言われています。

土台となる大胸筋を鍛える筋トレは、腕立て伏せが代表的です。ジムで行うのであれば、ベンチプレスによって大胸筋を鍛えることもできます。

バストアップは原因別に対策を取り入れよう

食事でバストアップをできる人、マッサージでバストアップをできる人は、そのやり方が自分に合っている人です。単純に他人の「成功した方法」を真似するよりも、自分のバストに関するネガティブな影響がどこにあるのかを分析して、対策を選んでいくことが大切です。

ただし、生活習慣や食生活の改善、マッサージや筋トレ等はバストアップだけでなく健康や美容にも役立ちます。できることから試していくと、自分に合ったものが見つかるかもしれません。

※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

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