デリケートゾーンケアは必要?正しいお手入れ方法を紹介

藤東クリニックお悩み相談室~デリケートゾーンケアについて~

 
質問者
「デリケートゾーンケア」という言葉を目にするのですが、デリケートゾーンはお手入れするべきなのでしょうか?何から始めれば良いのか分からなくて困っています。
 
藤東先生
今回はデリケートゾーンケアについて解説しましょう!

デリケートゾーンケアって必要?

女性にとってデリケートゾーンは、清潔感や見た目が気になりやすい部分です。普段は見えないものの、日々の健康や妊娠出産に関わる部位ですので、大切にしたいと考えている方が多いでしょう。

昨今では、女性の不快感の軽減やエチケットとして、デリケートゾーンケアを取り入れている方が増えています。しかし、ご自身に特に不快感がなければ、必ずしなければならないことではありません。

ただ、呼び名の通りとても繊細な箇所ですので、体調や環境によってトラブルが起きやすいです。もしデリケートゾーンに不快感があるのであれば、正しいケアによって解消できるかもしれません。また、今不快感がなかったとしても、ケアを取り入れることで、これまで意識していなかったトラブルが改善される可能性があります。

女性がデリケートゾーンのお手入れをする理由って?

お風呂から出た後、顔や体を洗ったままで放置し、肌荒れやかゆみを感じた経験がある方もいるでしょう。多くの方が、顔や体には保湿などのケアをしているはずです。

デリケートゾーンも同じように、手入れが不足しているとトラブルを生じます。デリケートゾーンは特に皮膚が薄く繊細な部位ですので、より丁寧なケアが必要です。

トラブルの改善だけでなく、見た目の美しさの向上やコンプレックス解消のために、デリケートゾーンをケアしている方もいます。

もっと知りたい「デリケートゾーンケア」について

デリケートゾーンケアの種類

(1)アンダーヘアケア

温泉や水着などでも見えやすいアンダーヘアケアは、多くの女性が取り入れているデリケートゾーンケアの1つです。

エステサロンで全て脱毛する方もいますが、アンダーヘア用のカッターで短く切るだけでも見た目がすっきりし、下着の中の蒸れも軽減できます。

アンダーヘアの範囲はV・I・Oの3か所に分類されますが、必ずしも全てを処理する必要はありません。前から見えるVラインだけ、腟まわりのIラインだけ、というように、自身のなりたい状態に合わせた部分的な処理だけでも十分です。

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(2)臭いケア

デリケートゾーンは、尿道・腟・肛門と排泄する部分が密集しているため、どうしても汚れやすい箇所です。さらに、ショーツやボトムスで常に覆われていると、汗や排泄物で蒸れて雑菌が繁殖し、臭いが発生する原因となります。

しゃがんだ瞬間や、お手洗いで下着を外したときなど、ふと感じる臭いに不快感を持つ方も少なくないはずです。

毎日のお風呂での正しい洗浄や気になった時の拭き取りケアなど、さまざまなお手入れ方法を兼用することで、臭いが軽減できます。

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(3)かゆみケア

デリケートゾーンが蒸れて雑菌が発生したり、免疫力が落ちて真菌が増殖してしまったりすると、かゆみが出る場合があります。

見える部分であれば、冷やしたり薬を塗ったりとすぐに対処ができるでしょう。しかしデリケートゾーンは、触れることも見ることも難しい上に、そもそもどう対処したら良いかも分からないかもしれません。

日頃のデリケートゾーンケアで、かゆみの発生を防ぎましょう。

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(4)保湿ケア

あまり触れる場所ではないので気づきにくいですが、デリケートゾーンは意外と乾燥しやすい場所です。乾燥はかゆみの原因にも繋がります。顔や体と同じように、保湿することで肌トラブルが軽減します。

デリケートゾーンの肌も加齢によりハリが失われていくため、若々しい印象を維持するためにも保湿は大切です。

(5)黒ずみケア

デリケートゾーンは常に下着と密着しており、パンツなどのボトムスなどを着用するとより摩擦が起こりやすくなるため、黒ずみが発生しやすい場所です。

健康面に関して言えば黒ずみがあっても問題はありませんが、見た目の美しさという観点からは、やはりケアしておきたいと考える女性が多いようです。

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(6)腟トレ

腟の締め付ける力を向上させるトレーニングを「腟トレ」と呼びます。腟の締め付けを強くするには、子宮を支える骨盤底筋群という筋肉を鍛える必要があります。

骨盤底筋群を鍛えることで腟圧が高まり、パートナーとの性行為がより刺激的になるだけでなく、尿漏れや子宮脱などの症状を防ぐこともできます。

腟トレはインナーマッスルのトレーニングですので、根気良く続けることで、下腹部のシェイプアップにも繋がります。

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基本的なデリケートゾーンケア方法

ケア方法(1)適切に洗う

デリケートゾーンは繊細な場所ですので、足や腕といった体の皮膚よりも、より優しく丁寧に洗う必要があります。

汚れを落としたいという思いから、ついゴシゴシ強く洗ったり、洗浄力の強いボディソープを直につけて洗ったりしたくなるかもしれませんが、むしろそれは逆効果。肌が荒れて染みる、乾燥により皮脂が過剰に分泌され臭いが強くなる、などといった事態になりかねません。

しかし、デリケートゾーンの臭いの元となる皮脂などの汚れは、水洗いだけでは洗い流せません。低刺激の石鹸をよく泡立て、優しく泡で包み込むように洗い、ぬるま湯で丁寧に流しましょう。それだけで、臭いや黒ずみの元がすっきりと洗い流されます。

ケア方法(2)おりもの対策をする

臭いやかゆみの元となりやすいのが、おりものです。おりもの自体は、雑菌の排出など腟を守る役割もあるため、完全になくすことはできません。

おりものシートを使用する場合は付けっぱなしにせず、こまめに新しいものに取り替えてください。お風呂でデリケートゾーン用のパックなどを活用し、おりもの汚れのケアをすることでも清潔感を保つことができるでしょう。

おりもの汚れをケアできるパック
おりもの汚れをケアできるパックの例。画像はLCジャムウ・デリケートパック(ラブコスメ)

ケア方法(3)蒸れ対策をする

特に暑い時期や生理中は、どうしてもデリケートゾーンから発生した汗や分泌物による蒸れが発生します。デリケートゾーンが蒸れると雑菌が繁殖し、臭いやかゆみの原因になります。

アンダーヘアをカットしたり、綿のショーツを選んだりして、できるだけ通気性の良い状態を保つように心がけましょう。

デリケートゾーンケアに役立つアイテム

(1)低刺激性の石鹸

デリケートゾーンにも使える、低刺激性の石鹸で洗うのがおすすめです。一般的なボディソープは洗浄力が強く、デリケートゾーンには刺激が強過ぎるものが多いです。

デリケートゾーンを洗う際は、専用のものか、低刺激と明記された石鹸を選び、良く泡立てて優しく洗いましょう。

デリケートゾーンにも使える低刺激石鹸
デリケートゾーンにも使える低刺激石鹸の例。画像はジャムウ・ハーバルソープ(ラブコスメ)

(2)アンダーヘア用ヒートカッター、シェーバー

アンダーヘアをハサミや剃刀で処理すると、毛先が尖ってしまい、チクチクした不快感やかゆみを覚えやすいです。また、毛抜きで抜く方法は皮膚を傷めるため、おすすめできません。

アンダーヘアは、熱で毛を焼き切るヒートカッターで処理すると、毛の先端が丸くなり伸びてきたときの違和感が軽減できます。Iラインなどの見えにくい部位は、ヘッドが小さく深剃り防止カバーがついた専用のシェーバーを使用すると、ケアしやすいでしょう。

デリケートゾーンに過度な刺激を与えると、黒ずみや肌荒れなどのトラブルが発生します。アンダーヘアを自己処理する際は、できるだけ慎重に、安全な方法で行いましょう。

アンダーヘア用のヒートカッター
アンダーヘア用のヒートカッターの例。画像はVライントリマー(ラブコスメ)

(3)低刺激性のウェットティッシュ

日中にデリケートゾーンに不快感や臭いが気になったときは、低刺激性のウェットティッシュが便利です。トイレットペーパーでは拭き取り切れない汚れを落とし、爽快感が得られるでしょう。ポーチに入れておけば、外出時でもお手洗いで手軽に臭いや不快感をケアできます。

デリケートゾーンに使用する場合、アルコールを含まない、低刺激性のものを選びます。通常のウェットティッシュは、アルコールが含まれているなど刺激が強いものが多いため、デリケートゾーンへの使用は避けた方が良いでしょう。

デリケートゾーンに使えるウェットシート
デリケートゾーンに使えるウェットシートの例。画像はジャムウ・デリケートウェット(ラブコスメ)

(4)保湿ジェル

デリケートゾーンの乾燥ケアには、保湿ジェルや美容液を使用します。デリケートゾーンは乾燥しやすい上に蒸れやすい場所でもあるので、できるだけサラッとしたテクスチャのジェルを選ぶと、より不快感を軽減することができます。

顔に使う保湿美容液は、デリケートゾーンには刺激が強い成分が入っている可能性があります。低刺激のものか、デリケートゾーン用の保湿ジェルを選びましょう。

デリケートゾーンに使える保湿ジェル
デリケートゾーンに使える保湿ジェルの例。画像はLCジャムウ・デリケートエッセンス(ラブコスメ)

(5)腟トレボール

通常のエクササイズと同じように、腟トレは道具なしでも気軽に行うことができます。より効果的に取り組みたい方は、腟トレ用のインナーボールを使用してみてください。

使い方は簡単で、腟の中にひも付きの専用のボールを入れ、腟内のボールの形を意識しながら腟を締めたり緩めたりするだけです。道具を使わない腟トレに慣れてきた方や、腟を締める感覚が掴みにくい方は、インナーボールを取り入れてみると良いでしょう。

腟トレ専用ボール
腟トレ専用ボールの例。画像はLCインナーボール(ラブコスメ)

正しいケアで、快適なデリケートゾーンを目指そう

デリケートゾーンケアは必ずしも必要ではありません。しかし日頃からケアをすることで、見た目や清潔感だけでなく、臭いやかゆみなどの改善にも繋がり、自分の体に自信を持てるようになるでしょう。

もしデリケートゾーンの不快感があまりにも強い、いくらケアしても改善されないという場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。ケアの仕方もアドバイスできますので、一度クリニックに相談してみましょう。

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※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

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