お知らせ

公益社団法人 日本産科婦人科学会
理事長 藤井 知行

 母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)を受けようとお考えの妊婦さんに、是非、日本医学会がNIPT実施施設として認定している施設において、遺伝カウンセリングとともに、検査を受けられるよう強くお勧めします。

 安心してNIPTを受けていただくためには、①検査の目的は何か?、②どのような妊婦が検査対象となるのか?、③結果をどのように解釈すべきか?、④結果をうけてどのように行動すべきか?、などについて、検査の前後に、遺伝学の知識を持つ専門の医師による遺伝カウンセリングを受ける必要があります。

 そこで日本産科婦人科学会は、適切な遺伝カウンセリングの実施が可能な施設の認定要件を盛り込んだ「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査に関する指針」を平成25年3月に公表しました。この指針は、日本医学会により認定された施設で、妊婦および家族の皆様がNIPTについて十分にご理解のうえ、安心して検査を受けていただくことを目指したものです。この指針の順守は、厚生労働省からも全国の自治体、医療機関に向けて通達されています。

 日本医学会では、NIPTを安心して受けられる体制が整った施設を、厳正な審査のもとに認定しています。これらの施設では、NIPTの施行前に、十分な遺伝カウンセリングを行い、妊婦および家族の皆様のご不明な点やご心配な事項に適切にお応えすることが可能です。また、検査後には、結果とその意義の説明だけでなく、その後の経過についても、適宜遺伝カウンセリングや心理的ケアを交えながら、適切に対応することとしています。認定施設の一覧を、日本医学会ホームページ上(日本医学会→「遺伝子・健康・社会」検討委員会、母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査→「臨床研究施設」について(http://jams.med.or.jp/rinshobukai_ghs/facilities.html)(平成29年7月末87施設) に公開しておりますので、是非ご利用ください。

 日本産科婦人科学会は、NIPTが実施認定施設で適切に行われ、妊婦さんが安心してNIPTを受けられるよう、今後とも努力してまいります。